ヘツカニガキ
海岸沿いにあった珍しい木へツカニガキ
暖地から亜熱帯に生えるので長崎県が北限とのこと
<辺塚苦木> アカネ科
木の高さは5~7mのなります
鹿児島県辺塚(へつか)で発見されました
苦木ってことは葉が苦いんでしょうか
樹皮は灰褐色で縦に筋が刻まれてます
葉は対生し長さ8~12cm、先端は鋭く尖ります
6~7月に枝先から球形のぼんぼんのような頭状花序を
総状に咲かせます 花の色は淡黄色
花冠は7mmの筒状、花柱は花冠から突き出ます
果実は1、5cmほどに見えましたが手が届きませんでした
硬そうでひび割れてました
四国南部、九州南部、沖縄に自生してます
見晴らしのよいところにあったので花の時期にも行ってみたいです
可愛い花はこちらへ♪
*上野二知さんから貴重な情報をいただきました
ヘツカニガキは九州の西側にしか分布せず長崎県東彼杵町が
北限だそうです
てっきり海水に果実が浮かんで海岸沿いに木が点在しているのか
と想像してたら種子は風に乗って散布されるのだそうです
果実が実る頃の台風の風が種子を運ぶ・・・・
写真の果実の形からは想像できませんでした
たしかに海岸沿いに木はありましたが海水からは遠かった
今年は(2013年)果実の観察も行ってみようと思います
長崎県生物学会誌に掲載されているということで探しましたが
60号ほどあるので地元の図書館には揃ってなく長崎県図書館へ
行ってきました
時間がかかりましたが他にも面白い情報を得ることができました
ありがとうございました
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コメント
へツカニガキの写真懐かしく拝見いたしました。この木の北限は長崎県です。長崎県生物学会誌No.21号に九州における分布についての拙文を記載されています。
投稿: 上野二知 | 2013年1月 5日 (土曜日) 23時04分
へツカニガキの写真懐かしく拝見いたしました。この木の北限は長崎県です。この木の九州の分布については長崎県生物学会誌No.21号(1981年)に拙文を記載してます。
☆上野二知さん
おはようございます
コメントありがとうございます
ヘツカニガキは長崎県諫早市飯盛町で
見ることができました
この後大村市三浦町と長崎市外海町でも
ヘツカニガキを見ました
両方とも海辺です
長崎県生物学会誌は図書館に置いてある
のでしょうか
探してみますね
投稿: 上野二知 | 2013年1月 5日 (土曜日) 23時09分
早速お読みいただきましてありがとうございます。この木は九州西側にしか分布しません。タニワタリノキは宮崎でしか見ませんでしたが、この木は九州の西側に見られます。大村市のものは自宅近くで偶然発見したものです。畠の石垣に害をなすために何回もきられていたようです。学会誌はほとんどの図書館にあると思います。
☆上野二知さん
こんばんは
ヘツカニガキは珍しい木なんですね
一回見たら花も果実も個性的なので記憶に
残りました
木が大きいので花に接近できなかったのが
心残りです
タニワタリノキとヘツカニガキの花はそっくりですね
どちらもアカネ科
時間ができたら図書館に行って長崎県生物学会誌
探してみますね
コメントありがとうございます
投稿: 上野二知 | 2013年1月 6日 (日曜日) 17時57分
ヘツカニガキとタニワタリノキとは種子の形が違います、したがって
分布地域も違います。 ヘツカニガキの分布調査の際、宮崎以北では見ることはできませんでした。
投稿: 上野二知 | 2020年11月 7日 (土曜日) 23時25分