佐賀 樫原湿原ー2
樫原湿原で見られる食虫植物は6種類
紅紫色のホザキノミミカキグサ
4~5mmの小さい花です
もっと近くで見たかった
ホザキノミミカキグサより小柄なムラサキミミカキグサ
花は青紫色
どちらも地下茎に補虫嚢をもってます
黄色い花をつけるミミカキグサもありましたが遠くて
写真に撮れず・・・
鮮やかな黄色い花でしたがこの花も小さい
タヌキモはイヌタヌキモとヒメタヌキモの2種
イヌタヌキモの花は明るい黄色、ヒメタヌキモは淡い黄色
葉はヒメタヌキモが小さめ
写真はちょっと遠いですがイヌタヌキモの黄色い花
ヒメタヌキモの花は探せませんでした
食虫植物6種類目はモウセンゴケ
ムラサキミミカキグサの傍にありましたが花は終わってました
来る途中の池にもヒツジグサがありましたがすべて蕾状態
ここに着いたら花が開いてました
未の刻に咲くヒツジグサ
午後2時ころということですがぴったりじゃない
この花は雌性先熟で雌蕊の形と雄蕊の形が一日目と
二日目では違うのだそうです
自家受粉しないためのシステム
写真で確認したかったけどそこまでシャープに写ってなかった。。
ジュンサイの花が咲いてました
ヒツジグサとは葉の形が違い楕円形
水中にある開く前の芽が食べるジュンサイです
ヤマトミクリよりずっと小さいヒメミクリ
上の方に雄花、下の方は雌花
雌花が受粉して果実になると小さな栗みたいなので
ミクリです
カヤツリグサ科のシズイ
貧栄養の池沼に生えるそうですが分布が限られていて
貴重な植物とのこと
なかなか見分けることができません
ミミカキグサの近くにこれも小さなシロイヌノヒゲ
ホシクサ科になります
2枚の小葉が南天の葉に似ているナンテンハギ
赤紫の蝶のような花が複数つきます
池の周りの草むらにワレモコウの花も咲いてました
花というより果実みたいです
接近しないと花は確認できません
この日確認した花は他にミゾソバ、ナンバンギセル、
時間的にまだ花は開いてなかったけどミズオトギリ、
サイヨウシャジン、これも花が閉じていたアカバナ、
ヒメキンミズヒキ、アキノウナギツカミ、ネコハギ、
オトコエシ、コシロネ、キキョウ
トノサマガエルとニホンアカガエルの姿もありました
夏の終わり、秋のはじまりを感じる湿原でした
この樫原湿原にはボランティアの方が常駐していて
花や昆虫のことを教えてくれます
いろいろ質問してみるとすべてに答えが返ってきました
きっと樫原湿原を大切に保存して下さるでしょう
管理されている湿原にちょっと抵抗がありましたが
人の手が入らないと保てない貴重な自然のあり方も
あるとあらためて思いました
この日は雨のため昆虫の姿が見当たらず残念でした
春と初夏にまた必ず行きたい!
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